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ぽたぽた。 WJ黒/子の/バス/ケの二次創作BL小説中心女性向同人サイトです
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 光と影が出会ってから一年が経った。正しくいえば季節はまだ冬で、新しい春を迎えていないから一年も経っていない。僕らはまだ、出会って間もないと言えるかもしれない。
 一年。とても短い一年だった。だというのに火神君は、僕の新しい光は昔の光をすべて打ち消してしまった。黄色の反射するような光も、緑の透き通ったまっすぐな光も、青く真昼のような光も、すべて。みんな打ち消してしまうほど彼の光は強く輝いていた。彼は光と一緒にその下にできた影も消している。
 影はない。一番光っていた青い光は消え、その影であった僕もかき消えている。
「かがみ、くん……」
 彼はまぶしい。くらくらするくらい光っていて強い。
 彼の光は輝きを増していく。自らの足下まで照らしていくくらい光っていく。灯台のように影を作る土台すらなくしてしまうだろう。彼はきっと太陽だ。
 いつか、彼の光があの赤い苛烈な光も紫の巨大な光も消し去ってしまったとき、僕は影として存在しているだろうか。いや、きっと消えてしまっている。消えてしまう。
「火神君……いきましょう」
「おう、いくぞ、黒子」
「はい」
 まぶしい光は視界を白く焼いてしまう。だから僕は不能グレアを起こして失明する。盲目になる。
 消えてしまっても構わないと思うほど、影は光に焦がれている。






中学キセキで書こうとしてたけど、かがみんが青峰に勝ったので急遽路線変更。
不能グレアは、まぶし過ぎると何も見えなくなるってことです。医学用語

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