ぽたぽた。
WJ黒/子の/バス/ケの二次創作BL小説中心女性向同人サイトです
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みょん姉様から笠岩笠をいただきました!
え? ゜(゜Π ;) ええええ? 書いといてなんですけど頂いていいんですか? いいんですか!? だって、私、そんな素敵な物を貰えるほどの人間じゃありませんよ!? いいんですか!? いや、もちろん貰いますが! みょん姉様、本当ありがとう御座います!!!! ~肯定された精神恋愛~ 時々、俺はあいつらが羨ましいと思う。好きな奴に何の衒いも無く触れ、混ざり合う意識を共有し、共にあろうとする。それはある種、憧れだ。 俺が好きな奴は、都内でまず会わない。インハイで去年初めて言葉を交わし、今は表向きメル友として付き合っている。 だからだろうか。無性に会いたくなっても、メールのやり取りだけで済ませてしまうことが多い。 身体が欲しいわけではないから、熱く滾りもしないし、姿がなくとも困りはしない。 ただ、ふとしたことで寂しいと思うのは、直に言葉を交わす機会を作らないのが原因かも知れないな。 話をしたとしても、お互い手の掛かる一年を抱えているから、それに終止した会話が殆どだろう。 そんな俺が相談相手にと選んだ男は、春日と懇ろになっている、一つ下の奴だ。 他校生ではあるが、寡黙で穏やかなその男は、日常的に喋らないのが特徴で、それでも仲間や春日と特別なことをしなくとも付き合っている。 急なメールを送っても、きちんと返信してくる奴だからこそ、真面目で律儀で誠実なのだと春日は言っていた。 「岩村。おまえが誰と付き合っててもいいけど、あんまりあの子に無理な相談持ちかけないでよね」 「そんな無理な相談はしとらんぞ。おまえじゃあるまいし」 「へぇ~? ま、俺も相談持ちかけられてる身だからさ~」 思わせぶりな態度をいつも崩さない、人の悪いこの男と友人な自分が信じられないが、信用信頼に足る奴だ。 カチカチ、とメールを打つ。 『身体が欲しくない恋愛は、あり得ると思うか』 『・・・なくはないと思います。精神恋愛というものじゃありませんか?』 『成る程。腑に落ちた』 『それはよかった。俺にはそんな恋愛出来ませんから、岩村さんはすごいですね』 すごくはない。おそらく臆病なんだと思う。俺はおまえ達の恋愛に憧れる身だ。いつも仕様のない問いに答えて貰ってすまない。 好きだと自覚しても、身体まで行き着かない恋などあるか、と去年から相談相手になってもらってる奴にメールを送ってみた。程なくして戻ってきた返信内容は、そいつらしくて苦笑するしかない。 『ないとは言わないよ~。人の数だけ、恋愛の形はあるからねぇ』 俺の相談相手は、自分が好きと思っている奴の友人だ。その男は好きな奴に遠慮もなく触れては求め、その相手も恥じらいつつそれを受け止めていて、正直羨ましい。 ただ、俺は身体を欲しいとは思わないから、欲求を表に出すこともないし、恥じらうこともない。 しかし、何となく寂しく思うことが時々あって、顔を見たいぐらいのことを考えていたりする。会わない時間が長くて、だけど会いたいと思っても、奴の携帯にメールを送っては他愛のないやり取りをして終わる。 直に会っても、まぁ手の掛かる一年の話をして、バスケの事を話してそれきりだ。 身体の欲求より、精神的欲求が先で、俺が奴に求めるのはそれしかない。 甘い感情でなく、熱い思いでなく、己が得たいモノは、それらの先にあるのかも知れないが、まだ形を成すまでには時間が掛かりそうだ。 『笠松はさ~、高尚なモノが欲しいんだ?』 『そこまで云ってない。オマエ等のような恋愛などいらん』 『あはは~っ。仕方ないじゃんか。俺とあの子の恋愛はそういう形なんだしさ~』 内心羨ましいと思いつつ、俺とあいつの恋愛を否定しないお前には感謝している。 人の数だけ恋愛の形があるなら、どれも間違ってはいないはずだ。目に余るようなら、叱られてやるよ。 俺たちの恋を否定しないからこそ、お前達を相談相手としたのに気付いているか。 人の恋の形を素直に肯定する恋人同士だから、選んだということに。 きゃああああ!みょん姉様ありがとうございます!!!!! PR |
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