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ぽたぽた。 WJ黒/子の/バス/ケの二次創作BL小説中心女性向同人サイトです
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【☆おは朝、今日の星座占い☆】

【1位 かに座、好きな人と急接近! うれしいハプニングに一日中どきどきしちゃうかも。素直になることが大事。 ラッキーアイテム:大きなかぼちゃ】
【2位 おひつじ座、チャンス到来。自分のペースを保つことが肝心。やぎ座の人を味方につけると上手くいくかも。 ラッキーアイテム:手作りの手袋】
【7位 いて座、あたふたと忙しい一日。一人で全部のことをやろうとしないで、信頼できる友人を味方につけよう。 ラッキーアイテム:孫の手】
【11位 さそり座、何をやっても邪魔ばかり。落ち着かないとさらに空回りしちゃうかも。いて座の人に要注意。 ラッキーアイテム:シャンデリア】
【12位 やぎ座、朝から疲れが取れなくてイライラ。アクシデントも起こるかも。苦手な人と一緒の時は慎重な行動を心掛けて。 ラッキーアイテム:カスタネット】

 それを見た瞬間、取ってきた新聞を放り投げた俺は悪くない。





「もしもし、木村? おは朝見た?」
『宮地か、おー見たぞ。なんだあれ、絶対に今日のこと知ってんだろ』
 占いを見たときの衝撃のまま木村に電話する。朝のロード終わったばっかで本当ならシャワーを浴びたかったが、あの1位と2位の衝撃はなかった。簡単なダウンをしながら木村の呆れ声に返事する。
「だよなー、なんだあれ。大坪見たかな?」
『見てるだろ、緑間に影響されすぎて(部活の)みんな見始めてるからな』
「言うな、むかつく」
『しかしまあ、これ、いい後押しになったんじゃないか?』
「だといいな。ま、そうじゃなきゃ面倒だもんな」
 占いを信じているかはともかく、おは朝を見てる奴が多いのは間違いない。高尾じゃないが緑間のラッキーアイテムにかける人事の尽くし方がおかしくって見始めた奴もいるし、ご利益にあやかろうとしてる奴もいる。かく言う俺は練習前にいきなり見て唖然とするのに飽きて見始めた。おは朝の視聴率が上がってんだとしたら絶対に俺たちのおかげだと思う。
 しかしおは朝はなんなんだ。俺はよく当たるとか言う以前の問題な気がしてきたぞ。
 つか告白する予定の大坪よりも、告白される予定の緑間のほうが順位が上ってどういうことだ。緑間、お前おは朝に愛されてんじゃねーの。
『だな。で、ちょっと悪いんだが』
「なに?」
『俺今日行けそうにない。従兄んとこの叔父さんが盲腸の手術するからって親父が昨日からいないんだよ』
「えっ、大丈夫なのか、それ」
『ああ、心配ない心配ない。手術は前々からするって決めてたんだが、親父も昔切ってるからよぉ、昨日になってやっぱり弟の近くに行くっつって出ていっちまったんだ。今日は卸しいれあるから忙しいと思う』
「うわあ……大変だな」
『おう。だから今日はバスケ無理だな、大坪にも言っといてくれよ』
「ああ、うん。って、あ、え? おい、あいつらん仲に俺一人かよ!」
『悪いな。結果だけ教えてくれ』
「知るか! もういい大坪玉砕しろ!」
『リア充爆発しろ』
「そうだ、リア充爆発しろ」
 玉砕するわけがないと思いながらも唸る。ひた隠しにしてるから大坪がそう思ってるなんて言われなけりゃ気付かなかったけど、いざ知ったらもう緑間もこれ大好きだろって気配がすごい。なんで周りは気付かないんだろうって高尾がいるからだけど、そんなん非じゃない。もう爆発しろ。ただし緑間だけでいい。
 ダウンし終えて着替えた服を脱衣所に放り込むと、リビングから味噌汁の匂いがした。だが生憎まだ電話中だ。部屋に戻ってベッドへ転がる。
「えー、まじで来れないのか?」
『多分無理。だからフォローよろしく』
「ぜってー嫌。そもそも俺ら関係ないし。ほっといてもくっ付くだろ」
『おい、せめて告白だけは予定通りさせろよ。これ以上練習中にチラチラされてたまるか』
「そりゃそうだけど……」
 時計を見たくてごろんと転がって、うつ伏せになる。お気に入りのアイドルが満面の笑みを浮かべている置き時計は7時半を指していて、あと数時間で集合かと改めて思うと気が滅入ってきた。
 あの無意識バカップルに一人で関わるなんて絶対にしたくない。俺、緑間苦手だしつーか嫌いだし、きっと俺がいたら俺がキレる。大坪もいざとなったら吹っ切れて告るだろうし、ほっといてもくっ付いてくれるんじゃないだろうか。今日の占いは最高だし。
 つか俺が切れなくても絶対に高尾が邪魔してくる。最っ悪。
「……ったく、高尾だけでもどうにかなんねぇかな……、ぶっちゃけあいつが一番問題だろ……」
『そうだな……、ちっ、よし、こっちで引き止めるか』
「はあ?」
『はあ、じゃねぇよ。俺が高尾捕まえとく』
「え、いや、いいよ。愚痴っただけだから」
『だって面倒だろ』
 いやいやお前何言ってんの。思わず起き上がって止めに入った。何言ってんだよ、本当。木村って簡潔すぎてたまに訳わかんねぇことになる。
「面倒だけどいいよ。今日、木村、家のことすんじゃん」
『それはそれ。いや、ぶっちゃけた話、高尾いたら仕事捗りそうなんだよ、あいつウザいけど喋んの上手いから』
「はかどるって、んなわけあるか! いいよマジで! 気にすんな!」
『あのな宮地。お前が嫌々ながら今日のことに手を貸してんのって大坪のためだろ』
 ぐっと、言葉に詰まる。だってその通りなんだ。
 緑間のためにってんならこんな手回ししてやんないし、緑間のこと考えるともうむかついて木村の家に行って軽トラ借りたくなってくる。しかし部活なり何なり、やっぱ精神的に助けられたし、今まで迷惑とかいろいろ掛けてきた大坪のためと思えば、我慢しようと思える。今日のセッティングのために大坪を問い詰めて吐き出させた緑間への想いについては目を瞑るが。聞きたくなかったし。
『おんなじでさ、俺だっては大坪に助けられてんだよ』
「……おう」
『あいつは自分の問題だし、あんま話しやすい内容じゃないから言ってくれなかったけど、これ、そういうのの礼なんだし、こんくらいしたいんだ。だから高尾は押さえとくから、お前は緑間と大坪、頼むな』
「……チッ……わぁーったよ、たく」
 なにこの男前? 木村が言ってると思うと俺としては似合わねーとしか思わないけど、たぶん男前なんだろう。あーもう、こいつに彼女いるの納得だわ。俺だって惚れそう。
 って木村の奴、電話持ったまんま苦笑してやがる。なんだその似合わない笑い方。お前はもっと大笑いするタイプだろが。(ただし高尾のようにバカ笑いはしない。しても許せるけど。)
『ま、そういうことだ。高尾は責任もって捕まえとくから、大坪蹴飛ばしてでも告らせろよ』
「おう、つっても高尾たち行くかわかんねーぞ?」
『あー大丈夫だ、来る来る。高尾に店のでかいかぼちゃやるって言っとく』
「なるほど」
 そういえば緑間のラッキーアイテムはかぼちゃだった。木村の店の野菜美味いし大きい、遅かれ早かれ高尾は木村の店に行くはずだ。もしかしたら二人して行くかもしれない。
「……はあ。木村、俺もそっち行って緑間連れてくわ。高尾よろしく」
『まかせろ。大坪も呼んどけ、バスケも行けたら行く』
「おっけーぃ」
 そう言って電話を切ってようやく一息。これからの予定をもう一度考えようとして、頭のほうが拒否した。まじ緑間のことなんて考えたくねぇ、大坪も趣味が悪い。
 脱力してベッドへ倒れこむと、放った腕が跳ねるのと同時に母親が呼んでくる。たった今横になったんですけど。
 しかし腹はその声に反応したらしい。朝食もまだだったから思い出したように空腹感が出てきて、仕方なくよっと声をかけて起き上がる。無駄に胸はいっぱいだが、だが食べれないってことはない。
 飯を食ったらそのまま木村の家に行こう。







先輩方の星座はうちの家族(5人家族で蟹座と蠍座がいるので丁度いい)

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