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ぽたぽた。
WJ黒/子の/バス/ケの二次創作BL小説中心女性向同人サイトです
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「神様は残酷だ。」
その昔から必ず、勝負に挑む者の後ろ姿を見ては、誰かがそう呟くのだ。 神様は残酷だ。 ただ一つの最強を、最高を、最優を、競わせては捨てていく。気に入ったいくつかを寵愛していたかと思えば、見知らぬ者へ気まぐれに出会いと才能を与える。選ばれる者と選ばれない者たちを、嘲笑うように見て楽しんでいる。その隣でさらに女神がたわむれに微笑みかけるそれだけで勝敗は決まってしまう。 神は、呟かれるたびに微笑んでいるのだろう。気まぐれに微笑むのだ。退屈しのぎに運命を揺らし、雨や風や、道具、人。怪我、故障、不具合。それらを適当に、突然舞台へ放るのだ。それらに当たった者の涙を知らぬのだ。 しかし挑むものは受け入れる。叫び、嘆きながら受け入れる。 「神様は残酷だ」とは、いつも、挑む者の後ろ姿を見ては誰かが呟くのだ。 挑む者はただ無言、理想も思想も消し去った彼方だけをにらむのだ。彼らに神は存在しない。 挑む者の力を知る者が祈るのだ。すべてが必死である彼らを。才能も努力も使いきる、必死になっている滑稽な姿に苦笑を買えるよう全力して祈る。運命を決めるのは神なのだと祈り頼むのだ。 なぜ自分ではないのだと。なぜ自分にはその機会すら与えられなかったのだと。なぜ自分へは微笑んでくれぬのだと。込め切れられぬ思いを、嘆き、歯を食いしばり、祈るのだ。 祈りを聞き入れられた美声の者は、感涙し感謝するままにその結果をにらみつけている者を知らずに神を万歳する。神に微笑まれた者を万歳する。 ただ一つしか選ばない神の残酷さを讃えるのだ。 そして、「神様は残酷だ」と、囁くのだ。 嗚呼! なんと全てを作り出した者の傲慢なことよ! "試合"やルールを作り出したのは人間、勝敗を決めるのも人間、人間を生み出したといわれる神様を作り出したのも人間 神様はきっと残酷じゃないと思うんだ PR
音楽を聴いていると肩を蹴られた。頭じゃなかったのは青峰のかけなしの良心だったとして、文句は言いたい。
「何だよ」 「お前、アメリカいたんだろ?」 俺のベッドに勝手に横たわった青峰がつまらなそうに訊く。視線は手に持っている月バスに注がれていたが、それは昨日も読んでいたやつだ。指摘すると首だけ俺に向けて、この部屋には目新しいものが何もないと馬鹿にしたように笑われた。 「で? 銃とか持ってたわけ?」 「No.」 「んでだよ、日本人だからとかじゃねーよな」 「十四歳じゃ無理なんだよ」 「はっ、つまんねーの」 言って、視線は雑誌に戻る。またすぐつまらなそうな顔になっていて俺もいらっとした。二種類だけの百面相を見ていても別に面白くないし、意図が掴めないまま納得されるのも嫌だ。 「どういうことだよ」 「別に。つまんねーからつまんねーっつっただけだろ?」 「だから、それはどういう意味だって訊いてんだよ!」 「せっかく銃撃てるとこいたのにもったいねーって思ったんだよ!」 軽く怒鳴る。それが気に入らなかったのか、青峰もむかついた顔のままで青筋を浮かべてにぃっと笑い、俺に銃を突きつける。 「……んだよ、そんなことか」 銃にはびびったが、やっと意味を理解して、気が抜ける。俺が返さなかったことに肩透かしを食らったのか、青峰も不服そうに顔を背けた。それを追ってぐるっと首を回す。握られているのは黒くて少々大きめのオートマチックタイプの銃だった。 ぐるっと、今度は反対側に回す。隅に積み置きしていたモデルガンの箱が崩れていた。開封されているものを引っ張り出したんだろうが、注意する気にもならなくて嘆息する。 「あー、つまんねえの」 「撃ったことはあるぜ」 「へえ、人?」 「馬鹿か」 俺の反応ゆ鼻で笑う青峰に、銃なんてものが欲しいのかと訊くと撃ってみたいのだとまた馬鹿にされる。こうなると今度は俺が面白くねぇから、寝転ぶ青峰を見ながら立ち上がった。十歩で届くモデルガンの箱の一番下から黒い銃を取り出して投げれば、起き上がった青峰が安っぽい玩具につまらなそうな顔をした。 「やる」 ほれと弾も渡す。受け取ったまま今度は怪訝そうな顔になった。 「いらねーよ、何だよこれ」 「本物と実弾。いらねぇなら置いとけ」 「はあ?」 俺の言っている意味が分からなかったのか青峰は眉を思い切り歪めた。その表情を横目で見ながら、知らないだろうから仕方なく俺が銃装に弾を入れてやる。 「おいこら本物ってなんだ。お前の親警官か?」 「向こうの知り合いがこの前遊びにきてよ、置いていきやがったんだよ」 「なんでそいつは銃持ったまま入国ゲートをくぐれてんだよ」 「ゲート通ってねぇんじゃねぇか?」 「……不法侵入であってるか? この場合……」 「そもそもアメリカ国籍持ってねぇからな、あいつ」 青峰が意味がわからないと怒鳴ったが無視した。準備のできた銃を渡すと青峰は少し考え込む顔になる。当たり前だが、半信半疑より少し疑いが多いようだ。 「……これ撃ったことあんの?」 「……片手では撃たねぇ方がいいな。いかれちまう」 「はっ、弱っちいの」 だがそれも一瞬で、すぐに青峰は獰猛ながら嬉しそうに目を輝かせる。さっきはどうでも良さそうに見ていた銃を握って、わかるはずない構造を調べるように弄りだす。こういう反応は同い年とは思えないほどガキっぽいと思う。 「サイレンサーとか付いてんのか?」 「そこまで貰えなかったからねぇな、あとサウンド・サプレッサーだ」 「はあ?」 「消音器じゃなくて減音器」 「どーでもいいんだよ、んなことは」 確かにどうでもいいことだと思う。だが減音器なしでは撃ったときの音がでかすぎて知られるどころの騒ぎじゃない。撃ったはいいが捕まりました、なんてのはかっこ悪ぃ。少年院行きも面倒だ。 「……かーがーみーぃ」 トッと、頭に銃口を突きつけられる。まだ安全装置を外していないから暴発させるようなヘマはしていないと思うが、ノリでゆっくりと手を上げる。 気付いたのだろう、案の定、青峰の額には青筋が浮いていた。自分もだが、それより短気な青峰の反応はますますガキっぽい。その子どもにしてみれば、宝箱を見つけてその中がすでに空だったようなものか。いや、取り上げられたのか。 「じゃあ、撃てねぇじゃねーか」 苛立ったように青峰が手に力を込める。こういうとき、銃は簡単に壊れないからいい。 「日本で撃てるかよ、馬ぁ鹿」 「てめぇ」 「来年アメリカ行こうぜ」 静かに青筋が増えた。俺は少し楽しくなってきている。 「なあ、行こうぜ。銃なんざごまんとある国だ、今更一つ増えたって気付きやしねぇよ。殺さなければいくら撃っても構わねぇ。練習だって向こうでバスケしてりゃあ先輩たちも文句ねぇだろ」 命乞いにもならない穴だらけの提案だが、青峰は少し銃をどかした。だが変化していく目の色になんとなく嫌な予感がした。可笑しなくらい高揚していた気分が冷めていく。 「おい、今すぐ行くぞ」 「……アホかもう夜だろうが!」 言うと思ったことを本気で言った青峰にベッドにあった枕を投げつける。青峰はその瞬間だけぶっと声を出したが、まったくダメージなく、それこそ子どものように早く行きたいと駄々を捏ねる。額の青筋は復活していた。 「ああ゛ッ? 連れてけよ、撃つぞ!」 「無茶苦茶言うなバカ! こっから何時間かかると思ってんだ!」 「俺が連れて行けって言ってんだよ!」 「知るかふざけんな!」 喚きながら取っ組み合う。撃てなくとも拳銃で殴られれば十分重傷を負うから無理に手を押さえつけた。青峰と俺の力は互角だが、体勢のおかげで押さえ込める。噛みつこうとした青峰を逆の手でさらに押さえつけると盛大な舌打ちをされた。 「てめぇ、まじで殺すぞ」 「ふざけてんじゃねぇよ、馬鹿が。つーかよ」 奪い取った黒い鉄の先を向ける。 「今撃てば俺はお前殺せるんだぜ?」 「……へぇぇぇえ?」 俺からは見えない黒い穴の後ろからどこか興奮した楽しそうな声がする。焦点をずらせば青筋の浮かぶ額が見えた。そしてやってみるかというように手が銃口を額に持って行ったとき、おそらく、俺は笑った。 「俺は、お前が好きだからやめてぇけどな」 銃口は額にキスしている。俺のぼやけた手に握られた黒の下で、青峰はそのまま唇をまたにぃっと歪ませ、抑えたようにくっくと笑う。引っ張られた拳銃はたいした抵抗もなく再び青峰の手に渡り、目の前でみしりと軋んで鳴いた。 「俺が殺してやるよ」 ぽいと放り捨てられた銃がベッドを叩いたと同時に青峰は俺にキスした。まるで似合わない触れるだけのもの。互いに舌を噛もうと口を開けたとき、控え目とは言いがたいノックの音がした。何だと言いながら俺が床に再び戻れば、アップルパイを持って母親が入ってきた。タイミングがいいのか悪いのかわからない。 母親は青峰に笑いかけたあと、ふと珍しいものを見る目になり、落ちていた銃を拾う。目がそれは何だと訊いてくる。受け取った青峰はおちゃらけたように笑って銃口を母親に向けてバーンと言う。俺はモデルガンだと言った。 0.008kg:ピストル弾の重さ。 別に殺人願望があるんじゃなく、武器に興味がある。そして相手に興味がある。 不法入国だよ、青峰
音が聞こえるほど鳴り続ける心臓が、どくりと、また一段と跳ねる。間近に迫った、その眼光に応じて高鳴った。
ああ、と。漏れそうになる息を一瞬だけ留める。漏らしたくなくとも、すでに切れ切れの呼吸では長くもたない。 頭の隅がぼうっとしている。夢の中にいるような、はっきりと覚醒しているような、どっち付かずの意識。そんなわけないのに、伸ばされる腕はとてもゆっくり感じられた。近付けば感じる、むっとした、汗ばむ肌と、汗そのものの匂い。じっとりと湿った匂いは、彼の匂いだというよりこの行為の匂いだと思う。しかし、ぎりぎりで触れてこない。それがまた何とももどかしく思う。 「……はっ」 興奮した息。意地になっているような眼の光。声帯が千切れるような、言葉を越えた悲鳴に近い音。どきどきと耳の奥がいたい。 「ははっ」 仲間の声援が聞こえる。叩きつけられるボールの音の一つひとつに、キュッと鋭く鳴る足元や踏み出した瞬間の床の硬さに、足が、筋肉が、細胞が、ざわめく。 高鳴る。 くすりと、俺は笑う。にやりと、彼は獰猛に笑う。 「これがバスケだ」と、そんな呟きが聞こえそうだった。 エロじゃなくてごめんね!
ぎゅうっと、腕の中の背中を抱き締める。すぐに腕が伸びてきて邪魔だというように頭を叩かれた。痛くはないけどムカついたからもっと力を込めてぎゅっとする。今度はため息を吐かれた。
「……わざわざ叩かなくてもいいじゃん」 「あ゛?」 「……何でもない」 思わず出た自分の言葉を嘘で否定した。何でもなくない。青峰は不機嫌でまた黙り込んでしまう。 パラパラと雑誌が捲られる音がかすかに聞こえる。たまに手の甲に当たってむずむずしたけど動くのが億劫だから無視する。視線をずらすと青峰の耳がぼんやりと見えた。もう一度ぎゅっとしたいけど、そうしたら今度こそ振り払われそうだからやめる。 「いい加減にしろよ、お前」 随分経ってから青峰が振り向く。動きに逆らわずにいると倒れて、胡座をかいていた青峰の膝に落ちる。ぽすってまた気の抜けた音がした。ごつい野郎の膝枕は絵的にどうかと思ったが、それは一瞬のことですぐに床に落とされた。 強かに打った頭を横向きに動かしたら壁の時計が見えて、あれから一時間も抱き付いていた事実にちょっと感動した。雑誌を読んでいたとはいえ青峰はべったりされることが嫌いだからだ。もしかしたら、ぎゅうってしても怒らなかったかもしれない。そう思ったが、打ち付けた頭があり得ないと諭していた。 「聞いてんのか、おい」 すっと視界に影が落ち、青峰の手が広がる。押さえつけるように頭を鷲掴みにされた。ぎゅうっとなる。 「ちょっ痛ってぇ! ちょっ、あーも、火神にいじめられた後なんだからそっとしといてよ!」 「はあ? 火神?」 「そう火神!」 「……」 大分間違っているような気はする。気はするが、面倒だから黙っておく。いい加減こめかみが痛くて小さく首を振ると、青峰は不機嫌にもっと眉を寄せたけど手は離してくれた。何やら今日はやけに優しい。 「……青峰もさー、何であのタイミングであそこにいるかなー」 「俺は駅にも行っちゃいけねぇのか」 「そーじゃなくて」 また機嫌の悪くなっていく青峰を笑おうとして、失敗した。青峰は面倒くさそうな顔になって叩いてくる。平手は額に当たってぺちんと軽い音をだした。 「何言われたんだよ」 「……青峰ー……」 「気色悪い声出すな」 「……」 「……」 しばらく黙秘してみたけど駄目らしい。あーあとため息をつく。そう何度も思い出したくないのに、厄日なんだろうか。 しかし、自分の問題を青峰に言っても仕方ないだろうと分かっているから、やはり言いたくない。無限ループってのに嵌っているだけだから、実は簡単なのだ。認めたくないが、自分がガキだというと子だし。 冬の大会は、自分たちは出られない。先輩たちはもう一生出られない。昔からの決め事だから文句を言っても始まらないんだけど、とても理不尽に感じてしまう。それでも先輩たちが部活に参加しなくなって、仕方ないんだってやっと受け入れたのに火神にわざわざ説明しなくてはならなくて。しかもこれで最後って思った試合は火神の知り合いらしい奴にぼろ負けして。火神のレベルってキセキの世代と同じなのにそいつもキセキの世代が同じ高校にいるらしくて。リベンジしたいのに先輩たちはもう引退だからもう機会がない。最悪だって思いながら帰ってみれば青峰がいて。コイビトだけど青峰もキセキの世代で。俺はやっぱり勝てなくて。ウィンターカップにキセキの世代はみんな出るのに、それなのに、俺は出れない。 ほら、振り出しに戻った。 「キセキの世代ってさー……」 「……」 黙り込む。言いたいことは多く、言葉にできないことはもっと多く、それでも言ってはいけないと理性が警告する。その警告が正しいと分かっているから、半開きのまま震えていた口を無理矢理閉じる。 ちゃんと言葉は飲み込んだ。二度と出てこない。 一度目を閉じて深呼吸した。戻ってきた視界の端でカーテンが揺れた。昼間がからっとした晴天だったから夜はちょっと冷え込んでいる。それでも夏の暑さは残っているようで、窓を開けているくらいでは涼しくない。部屋のフローリングも生温くなっている。雨でも降ればまだ涼しくなるかもしれない。青峰が嫌っているのは知ってるけど、クーラーをつければさらにいいのにと思う。 (悔しいとか、次は負けないとか、思ってるけど……思ってるけど、さ) 思うことに意味がない気がしてくる。もう、勝てない気がしてならない。それを、情けないって言える奴が何人いるんだろうか。 「……んだよ」 青峰が呟いた。自分に向かって発せられたものじゃないから、ほっとした。 青峰は視界にいない。真後ろの体温をぎゅうっと抱きしめたかった。 キセキのチートが許せないけど、青峰はそのチートさで苦しんでいるから言えなくて、でもそれって贅沢な苦しみだと思って悔しい 凡人とか天才とか考えたくないのに思い知らされて、でも青峰は好きなんだよ、という津川 津川は青峰が大好きなんです
神頼みという奴が俺は嫌いだ。
いやしない奴に頼むなんてそれだけで労力の無駄だし、実力がねぇって周りに公言してるようなもんだ。いねぇなら動かないし、何かしてくれることは一度だってない。神頼みなんてのは妄想の域を出ねぇのに、いくらやったところで頼んだだけで結果が変わるわけねぇだろ。頼むだけ無駄だ。 だけど。くだらないなんて思っても縋りたいときだって、まあある。ちょっとくらい、一度くらい、願いを聞き入れてくれたっていいんじゃないか、神様。 「あーおーみーねー! デートしよーよー!」 例えば今体育館の出入り口を占拠して動かないあのバカをどこか俺のいないところへ追いやってくれるとか。 頼んでんだ、やってくれるよな? 出来ないんなら一発殴らせろ。いや、二発。欲を言えば三発。 「あーおーみーねってばー!」 やっぱり四発にしよう。 「……のう、青峰」 「ああ゛っ?」 「すみませんんん!」 うぜぇ。つか、おいおい今吉サン、なーんでそんな無表情なんだよ。にやにや笑われるのも胡散臭ぇけど、無駄に真剣みのあるその表情も気色悪い。アンタどこかズレてるから何を言われるか分かったものじゃないんだ。というより何も言うな。桜井も黙れ。 「お前、彼女自慢したいん?」 「ええぇぇえキャプテン!?」 「ふ、ざけんなぁぁああ!!!!」 「無視するんなー!」 するわボケ。するに決まってんだろ。 今吉サン、アンタのそのぶっ飛んだ思考回路どうなってんだよ。彼女じゃねぇとか以前にあいつは男だろ。あの坊主頭はどうしたって女には見えねぇぞ。 「青峰ー」 無視。 「聞こえてんだろー、構えー」 無視無視無視。無視しとけ俺、じゃないとバカを見るぞ。ああちくしょう。誰が構ってやるか、こっぱずかしい。誰が俺は柔軟に忙しい。ったく、いきなり来やがって。どういう神経してんだこいつは。学校来るとか何なんだよ。見学しにって何だ、しかも見学許すなよ監督。くそっ、この前家で待ち伏せされたとき以来メールも電話も無視してたのにムカつく。 ……ん? あ? それか? おいおいおい、そのせいか!? 「八つ当たりか!」 「……何言ってんだ?」 「佳典さん、ほうっといていいですよ。痴話喧嘩ですから」 さつき、後でデコピンな。 つか、ええええマジか。そのせいか!? 拗ねて来たのか、あいつ。ちょっと待て意味わかんねえ可愛いじゃねぇか。いや、可愛いか? いやいや、可愛いとかマジで意味わかんねえ! 「……青峰の、バーカ!」 「うっせぇ!」 落ち着け! あのバカが可愛いとかねぇぞ。いろいろとおかしい。だいたいどこが可愛いんだ、さつきや堀北マキちゃんとかならわかる。女だし。よし津川はそんな可愛くねぇ、おかしくねぇな。 じゃあさっさの何だよ!? 「青峰」 「……あ゛?」 「あいつ、泣きそうだぞ」 若松サン、頭大丈夫か? 泣きてぇの俺だぞ。最悪なくらい常に笑っているあいつが泣くとかねぇよ……って、マジか。えええ? 何でだよ。くそっ、なんでだよ、むしろ泣きてぇの俺だっつーの。 「なんだよ、……無視すんなよ! メール返って来ないし電話しても出てくんないし! 嫌いなら嫌いって言えばいーじゃんか! 青峰のばか!」 「て、めッ……」 やっぱりそれが原因かよ、あんなの自業自得だろ。つーか、何だそりゃ、どういうことだ。ああくそっ何でこいつはこう短絡思考なんだよ。大声で下らないこと言ってんじゃねぇぞ。お前の方がずっとバカだろうが! 「誰が嫌いだって言ったか! ふざけんなッ!」 いや、俺、ちょっと待て。 「……。………………ストップ、今の違げぇ、間違えた、間違いだからな」 …………おいおい、やめろ。何だこの沈黙。おいこら桜井、何て顔で見てるんだよ、くそ。津川、お前も何て顔してんだよ。誰かなんか言え。 「もしかして青峰、照れてた?」 言うなぁああああ! 「あ、ボール……」 「片手でようコントロール出来んなあ」 だ・ま・れ! ああ、ちくしょう、受け止めやがった。ふざくんな! まあバスケする人間ならこれくらい取れて当たり前なんだけどよ、ってちょっと待ておい、何にやにやして、バカ! まだ言うかこの野郎、黙れ!!!! (だぁーい好き! 超好き!) (あああああ神様、マジ頼むから今すぐにこの野郎を黙らせてくれ) 青峰が幸せなのに不憫だと私が嬉しい^ω^ |
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